今でも思い出しては不思議な気持ちになる話。

高校2年の夏、学校近くのファミレスで22時までバイトしてました。
そのお店は交通量の多い幹線道路沿いにあって、帰り道も比較的明るいんです。

その日もいつもと同じ時間にあがって自転車で20分の自宅に帰ろうとお店を出ました。

何気なく前の道路を見ると、中央分離帯に真っ黒な人影があります。

そこに信号はなく、『あんな所に立って危ないな~』などと思いながら自転車をこいでました。

漕ぎながらだんだん、あれ?なんか変っと思い始め、よく考えると、真っ黒な人影なのに背広を着た男の人だとすぐに認識してたんです。

なんでそんなことがわかったんだろう?やだやだ恐い・・・って思いながら必死で自転車漕いで家に着きました。

急いで玄関ドアをあけ、リビングへ続くドアを開けほっとした瞬間・・・。
いつもならしっぽ振ってお出迎えしてくれる飼っていた6匹の犬が一斉に毛を逆立てて私に向かって吠え始めたんです。

えっ?なんでっ?と呆然としてると右の肩の上をもの凄い突風が吹き抜け、「きゃっ!!」と声をあげてしゃがみこむほどでした。

そして次の瞬間には犬達は何事もなかったように私の顔をなめ始めたんです。

きっと連れて来ちゃった変なモノを犬達が追い払ってくれたんだな~と思いました。

この出来事の前には不思議な体験何回かしましたが、これ以降はなくなったのもまた不思議だと思う今日この頃です。