俺は中学生の時、運動部に所属してて、よく合宿を行っていた。
合宿で行く場所は大抵田舎の山奥みたいなとこ。

その時の合宿はわざわざ遠出した割に1泊二日だった。
そんなわけで1日目の夜に修学旅行のようなテンションでみんなで夜通しだべってた。
順番に女子部の気になる人とかを言ってったりとかw

遅くまで話したせいか、俺と友達は喉が渇いたので、顧問にばれないように部屋を出て飲み物を買うために自販のあるところへ行った。

飲み物を買って部屋に帰る途中、小さな女の子の霊を見てしまった。
俺はそこまで霊感があるわけではなく、その日は数年ぶりくらいに見てしまったんだ。

まあ、場所も田舎だしとか思ってあんまり深く考えないようにしてた。
部屋に戻ったらみんな力尽きて寝てた。
仕方ないから俺と、一緒に飲み物を買いに行った友達と2人で話してた。

くだらないことをだべってたら、急に俺が『かごめかごめ』を歌い出したらしいw
ちなみに俺は歌った記憶はないw

で、俺とだべってた友達(こいつは霊は見えないらしいが怖いこと系についてよく知ってる)が、ヤバい!と感じて、ビンタとかして必死に、俺がかごめかごめを歌うのを止めたらしい。

そこから俺は気絶というか、記憶はなく気づいたら寝てしまっていた。

次の日、俺は具合が悪くなり親に迎えに来てもらって早退した。

後日、その友達から『かごめかごめ』を歌っていたことを聞かされた。

友人「かごめかごめって、確かに霊的な意味をもつものだぞ。お前、もしかしてあそこでみたのか?」

俺「ああ小さな女の子を見てしまった」

友達はなんとも言えないような表情をして次のように言った。

友人「かごめかごめの歌詞で、『うしろの正面だあれ?』ってあるだろ?時間は確かに丑の刻だったよな?それで後ろ振り返らせてお前に見つけてもらいたかったんじゃないか?あの時のお前、顔気持ち悪かったぞw」

このことを言われたとき、ぞわっとして怖くなって思わず友達に抱きついて止めてくれたことを感謝したw

それでこれも後から聞いた話なんだが、合宿で行ったところは、戦争の時に爆撃されたところだったらしい。
爆撃によって亡くなった女の子が彷徨っていたのかなぁ・・・とか思ったりもした。

今思い出しても不思議で少し怖いですw