十年くらい前のことで、物心ついた時には家にいた俺の五月人形の話。

ある日、五月人形と向かい合って座ってる夢を見たんだ。
五月人形はガラスケースに収まってる状態で、いつものように微笑んだ表情をしていたんだ。
だけど、どうしてか、急に人形の顔が険しくなったと感じた次の瞬間・・・動かないはずの人形が、腰に付いた刀をゆっくりと抜き、さらにガラスケースはすり抜けてこちらに向かってきた!

俺は『人形が動いた』って恐怖で夢から覚めて、その恐怖から五月人形には近づかなくなった。

その後、数年経って、付き合うことになった人(霊感あり)がいたんだけど、その人に何気なく、その五月人形の夢の話をしたんだ。

そしたら、「あなたの家にはあまり良くないものが居る、その五月人形はあなたを守る為に剣を抜いたんだ」と言われた。

思い返してみれば、人形の夢以前から同じ場所で怪我したり、誰も居ないはずの部屋から声がしたりしてたなぁ・・・。

昔の話だけど思い出したからとりあえず記念に書き込んだ。