怖い話じゃないんだけど、瀬戸内海のある島にソロツーリングにいったんよ。

行きのフェリー待ってると、尼僧さんと男の人が車に乗った車が隣レーンに到着。
尼僧さん「ご旅行ですか?」と話しかけてきて、「そうです」と答えて、少しだけ雑談して、その後会話も無くフェリー待ち→乗船。

俺のスペック書いとく。
おっさんで鬱病、不安障害、パニック障害、適応障害で退職して無職のド底辺。
もうずっと死ぬ事、死ぬ場所ばっかり考えてるようなレベル。
知り合いが心配してくれて、別荘のある島に招待してくれて向かうとこだったんだよ。

乗船中は通り過ぎてく小島(無人島っぽい)見ては、『あそこで死んだら、迷惑かからないかな?』とか、『いま飛び込んだら死ぬかな?』とか考えてた。

まぁ考えるだけで実行はしないんだけど。
考えてると不思議と落ち着くから癖のようになってた。

で、下船して知り合いの別荘に向かうんだけど、港から即峠道になってカーブで転倒。
バイクは自走には問題無い程度だったんだけど、脚に怪我したんだよ。

怪我の程度は擦り傷、切り傷と膝の肉が少し無くなって白いの(脂肪)が見えるレベル。
痛くてすぐ走り出すことが出来なくて、少し休んでたら尼僧さんの車が来て降りてきた。

怪我を見て、尼僧さんは男の人に薬や包帯などを買ってくるように命じて、男の人は車に乗って薬とか買いに行ってくれた。
それで待ってる間に尼僧さんと色々話したんだけど、尼僧さん曰く、どうも俺のことが気になってたらしい。

なんか良くない感じがしていると乗船中も感じてたらしいの。
そしたら、コケて怪我してる俺を発見したらしい。

で、男の人が帰ってきて治療してくれたんだけど、おそらく3~4千円分位の薬や包帯やらを買ってきてくれて、お礼と感謝の気持ちを込めて1万円ほど渡そうとしたけど、頑なに受け取ってくれない・・・。
じゃせめて後日お礼したいから連絡先を教えて下さい!と頼んでも頑として拒否する尼僧さん。

理由を聞いたら人助けすることによって徳を積むとのことらしいとのこと。
この島に来たのはお弟子さんをレベルアップ?させる為らしい。
お弟子さんってのは一緒に居た、薬買いに行ってくれた男の人のこと。

お金は受け取ってくれないし、連絡先も教えてくれない。
宗派や、どこのお寺に行くのかを聞いても何も教えてくれなくて、ただただお礼の言葉を伝えるしかなかったのが、心残りで仕方がない。

ここで書いて伝わるとは思わないけど、本当に感謝しています。
そして色々と話を聞いて頂いて有難うございました。

でも尼僧さん、できればコケる前に一言欲しかったです・・・。

以上です、駄文失礼しました。