因縁がらみで投下。

親戚の集まりの度、うちの母方の家系はよく男が立たない・・・と大伯母(祖母の妹)に聞かされて育ってきた。
祖父は筋肉が萎縮する難病に罹り早逝、伯父は蒸発、婿養子の親父でさえも一時期やばかった。

で、その原因はというと、これも大伯母からよく聞かされていたんだけど、母方の家系は平氏の末裔らしい。

家紋ももともとは合わせ蝶?ってやつだったらしいんだけど、他所から嫁いできたお姫さまが強い人で、一族の実権はその人が握り家紋も今の鷹の羽?の家紋に変えられてしまったんだって。

それで男が立たないってジンクスのような呪いができてしまったんじゃないか?と大伯母は言ってた。

それでこの大伯母さん、俺の名付け親なんだけど、俺がそういった呪いに負けない強い子に育ちますようにって名前と共に五月人形を贈ったんだ。

そしたら大伯母の知り合いの視える人(拝み屋みたいなもんかな?)に、「あんたんとこの最近生まれた男の子、五月人形あげたでしょ?それガラスケースを外して毎日お供え物して手合わせるようにその子に言いなさい。まさかの本物が守ってくれてるから」と言われたらしい。

だから俺は物心つく頃からはずっと仏壇の横の五月人形に手合わせてきたし、今も実家に帰ったら必ず手合わせて実家から出る時は行ってきますと言って家をでる。

そのお陰なのか、これまでとくに大きな病災にかかることなく日々過ごしてます。