もう20年ほど前。
学生時代に某レストランで日曜日だけ開店作業のバイトしてました。

勤務時間は朝7時からで10分前には出勤して、みんなで控え室でのんびり雑談したり缶コーヒー飲んだり。
その日も同じようにまったりした時間を過ごしていた。

すると急に店舗入口から音が流れ、すかさず「すいませーん!」と男性の声、続いてパリーンとグラスの割れる音がし、最後に控え室内の小窓を厨房側からバンと叩く音が。
一瞬の出来事でしたが、その場のにいた4人全員が聞いていた。

きっと閉店作業の人が残っていたんだろうと納得して、仕事を始めることにした。
だけど厨房にもフロアも人もいなかったし皿もグラスも割れてなかった。
入口のドアも施錠されていたので誰か入り込んだわけでもなさそうだった。(セ◯ムしてたし)

他のバイトやパートの人も時間帯問わずこの幻聴のようなものは聞いてて、自分が体験するまでは職業病のようなものだと思っていた。

別に怖くはなかったけど、おばさんになってもたまに思い出す唯一の不思議な体験。