怖い話ってか気持ち悪い話。

俺が数年前、学生時代の頃に建築のバイトしてた時、解体現場の雑工(要は雑用)ばっか回されてた時があったんよ。

解体現場って孤独死した後の部屋とか、もちろん死体はないけど、汚い、臭い、ケガするなど平均して良いことはない。

それでもぶっちぎりで気味悪かったところの話。

千葉の下の方の平屋の解体だったんだけど、とにかく古い。
サザエさんちの小さい版みたいな感じ。

ユンボでぶっ壊す前に中の部屋の掃除というか、木材やらボードやら取れるモノを取るんだけど、奥の部屋だけ鍵掛かってて、中入ったら壁一面に目玉の絵。

絵の具やら習字で書いた、よーわからん目玉の絵がビッシリ壁に貼ってあった。

それだけだと気味悪いで終わりだけど、今度はユンボで床板抜いたら20匹くらいのネコのミイラが。

元請けのお兄さんは笑ってたけど、あれがトラウマになって結局飲食店のバイトに変えました。

でも一番怖かったのが、その元請けの会社の社長が現役のときにユンボで掘ってたら女の遺体が出てきて、現場止めるわけにも行かないからそのまま埋めたとかそのお兄さんが言ってた。

解体だけは、色んな意味でやらんほうがいいと思ったその日。