大阪住んでた時の話。

ふと気づいたら金縛りにあったんだ。
首は動くけど、体が動かない状態。

すると、なんか、ひとの影が玄関から、僕の寝ているベッドに歩いてきた。(ワンルームで、玄関と部屋の間にはドアはあったけど、怖がりの俺は、ドアは通常開けてた)

俺の寝ている傍に来ると、いきなり、斧みたいのをふりかぶって、オレの首に落とした。

一瞬、息が止まったような気がしたけど、金縛りはそのとき解けて、その人の影はなくなって、俺は、汗びっしょり。
そういうのが、毎週(たまに2週空き)あったんだ。

ま、そうすると、大体慣れてくるもんで、金縛りがくると、「ハイハイ」って感じ。
斧で首を切られるなんて、生きてて経験はできないだろうから、そこは割り切って、僕は「また、来たのかよ・・・」って思って、慣れてしまってた。

あるとき、同じアパートのどっかの部屋で殺人事件があったらしい。
それは、玄関から人が侵入して、住人を殺したらしい。

それをテレビで見てから(警察は特に事情聴取には来なかった)、もし、僕が玄関のカギを閉め忘れてたら、同じことになったのか・・・と、びびったのを思い出した。

いまは東京に住んでて、そういうことも全くなく、普通に暮らしています。