身体の一部や全体が拡大、縮小、二重に見えたりする身体像に関する錯覚、視界に映る距離や位置に関する錯覚、時間に関する錯覚などを主症状とする症候群。
主に一過性で長時間持続することはまずない。
てんかん、大脳の局在性病変、幻覚誘発剤使用時、せん妄状態、心因性障害などにみられる。

「極細と極太が交互にやってくる感覚」
「遠近感覚がぼやけてものの大きさが曖昧になる感覚」
「有限な大きさのブロックの集合体」
「白黒」
「自分を包み込む空間の筒」
「針とタイヤ」

などの感覚。

■患者の証言の一例
「目の前の物が急にすごく遠くにあるような大きさに見える」
「人の顔が豆粒のように見える」
「すべての物が自分からイッキに遠ざかって取り残される感覚」
「PCの画面も消しゴムぐらいの大きさに見える、でも文字は読めるっていう表現しにくいんだけど、不思議な感覚。」
「その視界のまま歩けるけど、自分の大きさと距離感が分からなくて不安」
「熱が出ると天井が落ちてきて押しつぶされるような感覚、落ちてくる天井は豆腐みたい。」
「部屋が砂時計になったみたいに落下し続ける感覚。おちるー!!と思ったら、また最初から落ちるギリギリのところまで巻き戻しでまたおちるー!!の繰り返し。」
「寝ようとすると部屋の大きさよりも自分が大きくなった気がして不安」
「時間の流れが自分だけ急激に早くなって不安に一気に襲われてどうしよう!!ってなる。」


キャロル(CarrollL)の童話「不思議の国のアリス」に因んで、トッド(ToddJ)が命名した症候群である。