この話は、ある女性から聞いた話です。

彼女が家に着くと携帯電話が鳴った。
掛けてきた電話の相手は、彼女の全く知らない男性から・・・。

「あんたの今日の行動を全部知っている」

間違え電話だと思い、気味が悪いので、すぐ電話を切りたかったが、怖くなって体が硬直してか、電話を切ることが出来なかった。
それから、その男は彼女の一日の行動を全てこまかく電話で話し始めた。

でも話の内容は、今日の彼女の一日の行動と全く違う行動の話の内容だった。

女性「どなたかと間違いじゃないんですか?私は、そんなことをしてませんし、あなたが言っている場所も知りません」

そう言って彼女は、間違い電話だと思い電話を切った。
次の日、また同じ男から携帯電話に電話がかかってきた。

その声の主は、昨日掛かってきた凶暴な感じの態度とは変わり、違う人でもあるかのような非常に丁寧で、誤りだした。

男「昨日は失礼なことを言ってしまい、本当にすみませんでした。勘違いしたみたいで。申し訳ないです」

女性「間違いと解れば良いです。もう電話はかけないで下さい」

男「ちょっ、ちょっと待ってください。今日のあなたの一日の行動は・・・」

それは・・・。
彼女の今日の行動と全く同じで、その場にいた時のように全てが当てはまっていたから。

男「ね~。だから言ったでしょ~。私はあなたの行動がぜ~んぶ、知っているって・・・」