仕事にいく道すがら。
場所は青山。
時は一年前くらい。
お昼頃。

仕事へ行く通り道(ちなみに仕事場のすぐ目の前)ふわふわと目の前の花壇の上を大きな綿毛のようなものが浮遊していた。

オカルトが好きで欲望にまみれている私は「おや、これはケセランパサランかもしれない!」と思い捕獲しようとしたんだけど、あっという間に風に乗ってビルの壁に沿って天へ舞い上がり消えていってしまった。
残念だなーと思った。

その次の日、仕事場の花壇(外)で他の仕事仲間と待ち合わせしていると、花壇にまた白い綿毛みたいなものが引っかかっているのを見た。
捕獲してみて今度はじっくり観察してみた。

直径5センチくらい。
中心は黄茶っぽい色のちいさな核みたいなもので、そこから無数の白い綿毛がでている。
その毛にも繊毛のように短い毛(でも、中心から生えている毛と同じくらいの太さ)がたくさん付いており、とにかく軽やか。

春あたりの出来事だけど、ゴッサマーではなかったのは確か。

捕獲してはいたんだけど待ち合わせしていた仲間がやってきて、ひとしきり観察した後、いじっていたら手(?)を2~3本ちぎってしまって恐くなったし、これから仕事だったので手を開いて逃がしてしまいました。

特に悪いことも起こってないけど、あれ、本物だったのかなあ。
惜しいことしたかなあ。