つい先日、物置を掃除していたら、俺が小学生のときの写真が出てきた。

その写真の俺の傍らには、見たこともない犬が一匹。
片ひざをついて犬を抱えるようにして笑っている俺。
確かに、犬を飼っていた。
しかし、こんな犬だったっけ・・・?

「この犬なんだっけ?」と親に聞いたら、「忘れたのか?お前がかわいがってた○○だよ」と言われた。

「えっ?こんな犬だっけ・・・?」

写真のその犬は濃い茶色の体毛なのだが、俺の記憶の中ではベージュっぽい、白に近い体毛をしていたはず。

顔も全然違う。

「これどっかから迷い込んできた犬じゃないの?」というと親は「バカいうな、ちゃんと首輪だってしてるじゃないか。お前がこの首輪がいいって言ったんだぞ。」と。

初めて飼ったその犬を、俺はすごく可愛がっていたし、死んだときなどは三日三晩泣き通した。
あまりにも悲しかったので、もうこんな思いは嫌だと、それ以来犬を飼うことをやめたほどだ。

絶対に忘れるはずの無い顔なのに・・・。

30年ほども前の記憶だから・・・とは思うが、どうも納得がいかない。
ここに書き込んでいる諸氏の話を見るにつけ、そういうこともあるのかなと考える次第だ。