稲川淳二の「深夜に止まるエレベーター」

東京のある放送局に深夜に止まるエレベーターがあって困っていると稲川淳二の知り合いが愚痴っていた。

そのエレベーターの点検がされるということになり、稲川淳二がたまたま近くに居合わせると、なんとエレベーターの下から死後1ヶ月は経っていると思われる死体がでてきた。

それはアルバイトの男子学生の死体で、放送局は「アルバイトだからなにか理由で来なくなったんだろう」と思ってたらしい。
男子学生の両親も実家から離れて一人暮らしだったから頻繁に連絡を取ることはなく、気に留めていなかった。

「エレベーターが故障していたから男子学生が落ちたのかな」

「男子学生の霊が自分を発見してもらいたくてエレベーターを止めてたのかな」

・・・2つの説が出たが、その稲川淳二の友人は「淳ちゃん、思うんだけど男子学生の霊が止めていたと思うよ」と。
稲川淳二も「私もそうだと思うんですよね」と言って怪談終了。

死んでも長い間、誰にも気づかれないなんて、男子学生がかわいそすぎる。