これは10代の時の話。

彼氏は都営や団地に家族で住んでいたんだが、その団地に住む人は柄が悪そうな人だったり、障害がある方だったり、普通のマンションとは違う雰囲気が漂っていた。

夜に遊んだ後、そのまま団地に帰宅。
確か5階くらいに住んでいたので、エレベーターで上がり、玄関へ。
そうしたら、彼氏の様子が変。

手が震えて、鍵が入らないし、顔は必死。

声をかけたら、「黙って!」って言われた。

ポカーンと見てると、鍵が入り中へ。

部屋に入ると彼氏から「さっき俺おかしかったでしょ。見えたんだよ。変なのが。廊下よりもら外に女の人が立ってた。立つ場所なんてないのに。実は2ヶ月くらい前に、この団地に住んでる同級生のお母さんが、この階から飛び降りたんだよ。そのお母さんの顔だった」って真剣に話すんだ。

ともかく部屋中に塩撒いて生活したよ。

あとで考えたら、その日は亡くなった方の49日だったらしい。

板橋区の高◯平の団地の話でした。