高校の頃、選択授業で化学室(仮)に移動した後、先生が来るまでダラダラとクラスの友人と喋ってた。

そこで友人が今日登校してきた道中で何か微かに異臭のする場所があって、そこを過ぎた辺りから左肩が物凄く重いと言い出した。

しかも今口の中が血の味がいっぱいで濯いでも取れないし、口の中に傷も無い、と。

当時中2病をそこそこ患い出した頃で、魔術やら呪術やら占いやらの指南書や全集を集めてた自分は出来るか分からないがちょっと視てみようと、少し頭の後頭部側に意識を集中するようにその左手を見た。

そしたらそこに真っ青、文字どおり青白い幼女がその友人の手を握ってた。

感じるのは凄い不安、ここはどこ?親はどこ?って感じで、きゅっとすがってる感じでそこに居た。

本当に出来ると思ってなくてパッと目が合った瞬間思わず「お前何を連れてんだ!?」ってビビって声上げたら幼女もビクッてなってそのまま消えてしまった。

その後は何も見えなくなって、すぐ先生が来てなあなあになった。

友人は『???』状態だったがその一、二時間後にかるーい感じで「なんか肩軽くなったわ」と晴れ晴れ笑ってたが生返事しか返せなかったよ。

ちなみに友人にはそれが幼女だったり青かったりは説明してない。

誰だよあの子は・・・。