怖い話・恐怖体験談を集めてみた

怖い話、恐怖体験、不思議な体験などをネット上から集めてジャンル別にまとめたサイトです。

2015年03月

※このお話には「彼女を自殺で失った(前編)」があります。

何もない。

バンパーやボディ、ヘッドライトのレンズにも傷ひとつなかった。
歩行者を轢いたと思われる左前輪も点検した。
それから後輪も。

ふたたび、前に戻ってもう一度車の下を見た。
やはり何もない。

私はヘッドライトの灯りに照らされながら、車の前にしゃがみ込んだまましばし考えた。
あらゆる可能性を考慮しても結論は出てこない。
ふと車のルーフを見上げたが、想像したようなものは何もなかった。
私は考えがまとまらぬまま立ち上がり、車の中の彼女を見た。

彼女の顔は蒼ざめ、唇が小刻みに震えているのが見て取れた。
私は何もないというふうに顔を左右に振り、それから彼女の不安を取り除くために笑顔を作ろうとボンネットに両手をついたその時だった。

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※このお話には「彼女を自殺で失った(後編)」があります。

今から20年ほど前、私は交際していた女性を自殺によって失った。
怪我をして入院していた病院の窓から、彼女は飛降りた。
病院の脇の道路は急な下り坂になっており、建物のすぐそばには植え込みが並び、植え込みと道路は厚み30cmほどのコンクリートの土台で仕切られ、そのコンクリートで顔面を強打し顎を砕かれ、彼女は死んだ。

その2週間前のこと。
彼女は自宅の居間で何かの拍子に転び、ガラスのテーブルに頭から落ちて顔に大きな傷を負い、入院した。
ガラスの破片で頬はざっくりと切れ、下唇は原型をとどめないほどに崩れ、ぶら下がっていた。

命に別状はなかったが、彼女が受けた精神的ダメージは重く、私は有休を使って彼女に付き添っていた。

幾度かの形成手術を乗り越え、2週間もすると容態は安定し落ち着きも取り戻しつつあったため、薬によって深い眠りに落ちた彼女を病室に残し、私は彼女の着替えを取りに自宅へ戻った。
深夜11時ごろのことであった。

彼女の荷物を持って病院へ戻ってみると、赤色灯を明滅させた数台のパトカーが目に入った。
警察が事故処理のために被害者に事情を訊くことはよくあることだと思うので、私もさほど気にせずエレベーターに乗り、彼女の病室に向かった。

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二十年ほど前の話。

当時俺は大学生で、夏休みに車で田舎の実家に帰省していたときだった。
その時はいつも帰省時に通ってる道とは別の道を通っていった。
見渡す限りの山や田んぼに囲まれた、いかにも田舎って感じの道をしばらく運転していたとき、少し先の山の入り口みたいなところに赤い鳥居が建っているのを見かけた。
とても寂れた雰囲気がよかったので、車を停めてぶらりと立ち寄ってみることにした。

赤い鳥居をくぐると、勾配のきつい石段があり山の上の方まで続いていた。
人気は全くなく、周りは木々に囲まれ、薄暗く、石段にはびっしりと苔が生えて、足元に気を付けながら登っていった。

階段を上りきると、すぐ目の前に小さな社があった。
もう何十年も人の手が入ってなかったのだろうか、その社は酷く朽ち果てていた。
せっかくなので、手を合わせ参拝した後、石段を下りて実家に帰省した。
その時は特に何もなかった。

しかし、その日から変な夢を見るようになった。

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心霊的な話じゃないけど怖かった話を一つ。

俺は昔小学校低学年の頃まで県営住宅に住んでて、よくその県営住宅の同学年の子達5~6人と遊んでた。

その時はRCカーやミニ四駆が流行ってて、ちょっと裕福(と言っても県営住宅なのでお察し)な子はRCカーを持ってたので、その子のRCカーを使ってよく県営住宅のエントランスとか共用廊下で遊んでた。

その際に友達や俺の親から「7Fの○○さん(以下Aおばさん)ちの前では遊ばないこと。通る時も静かに通りなさい」と言われていた場所があったのだが、そこの前で少し騒ぐとAおばさんに追いかけられるので、子供の俺達にとってはそこはいい度胸試しポイント(遊びかな?)になっていた。

で、ある日もいつも通りみんなでRCカーを追いかけてキャッキャしてたらガキ大将的ポジションの子が「Aオバサンちの前の廊下でRCカー走らせてみようぜ」と提案してきた。
みんなは割と乗り気だったのですぐにやろうとなったが、チキンだった俺は怒られる自分を想像して嫌だなーと内心凹んでいた。
そして結局あれよあれよと事が進み、Aおばさんちの前をRCカーを走らせながら騒いで走り抜けるという遊びが早速決行された。

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子供の頃に体験した怖いというより不思議な話。

俺は子供の頃小さな村に住んでて、どこにでもあるような小学校に通って常に五人組のグループを作って遊んでたんだ。
毎日すげー楽しくて、たまに夜の11時とかに帰ってきたりして滅茶苦茶怒られたり。

確か男は俺含めて4人で女は1人。
女の子はそこそこ可愛くてグループの中でもみんな多分狙ってたんだと思う。

ある年の年末に俺たちは皆で年を越そうって言ってひとりの家に集まってたんだ。
親は珍しく泊まるのを許してくれた。
必死にどう説得するか考えていたのに少し拍子抜けだった。

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