おばさんが子供の頃、実家は民宿を営んでいたらしい。
海水浴客で賑わう夏、民宿もそこそこ繁盛していた。
そんなある日、一人の男が一晩泊めてほしいとやってきた。
男は何かを恐れているような、何かを警戒しているような少し挙動不振な感じだった。

民宿の主人(おばさんの親)は男に部屋を用意し、いつも通り、何らかわりなく普通の客として(あたりまえだが)応対した。
まだ小学校にあがる前だったおばさんはその男を一目みて突然わめき出した。
泣き出す娘に親がどうしたのと聞くとその男が怖いというのだ。続きを読む