ある日、警衛(駐屯地の警備)勤務についていました。
その時の編成は自分の所属する中隊ではなく、各中隊からの混成でした。
あっという間に昼のシフトが終わり、夜間のシフトに移行しました。
深夜十二時頃を過ぎると、さすがに駐屯地中が静けさに包まれました。

勤務も単調になったとき、ある中隊の若い隊員(山井:仮名)が口を開きました。

「俺、今度の満期で辞めるんですよ」

この言葉から始まった会話は、深夜にも関わらず、結構盛り上がりました。
何とはなしに彼が入隊した時の事に、話は及びました。
そこで、「とんでもない目に遭った!」というのです。続きを読む