これは私が関東地方のある国立大学で助手をしていたときに実際に経験した話である。
このようなことが続くと、何事もうまくいかないのが世の常であるから、いまは退職して別の仕事に就いている。
思い出すだけでも気が滅入る話を書き記そうと思う。
私が勤務していた研究室には、なぜか倉庫としてのみ使用している実験室があった。

国立大学では一研究室当たりの面積が決まっているから、限られたスペースを倉庫として使用するのは変な話である。
教授の話によれば、あの部屋で仕事をした職員、学生に次から次に良くないことが起こる。
先端科学を扱う研究室で何を馬鹿なと思うかもしれないが、あの部屋を実験室にしてから、不吉な出来事が何回も続いていると言う。
まず、実験していた大学院生が何事か意味不明のことを叫びながら、あの部屋から飛び降り自殺をした。続きを読む