ある年に、福井県の中学校であった話です。

四月四日。
まだ春休み中の学校では、部活が盛んな時です。
校庭では野球部、サッカー部、陸上部と、三つの運動部が上手くスペースを使いながら練習に励んでいました。

午後五時近くになり、サッカー部が最後のシュート練習に入っていた時のことです。

部員の雄一はパスを受けて、右足でしっかりとボールを捕らえて蹴りました。
ボールはキーパーの保夫の腕をかわし、そのまま見事にネットを揺らす・・・・・・はずでした。
しかし、信じられないことに、ボールはゴールに入る前に消えてしまったのです。続きを読む