この間、俺が1人で残業をしてるときに電話が鳴った。
夜7時半くらいだっただろうか。
俺が勤めているところは小さな町工場で、建っている場所も街からちょっと外れた山のそばのため、この時間になると周囲に人影もない。
「はい、○○工業です」
「ああ、サンジかぁ?」
しわがれた爺さんの声だった。
サンジとは何のことか全くわからないが、聴いた瞬間に俺は「ああ、また間違い電話か」と思った。
というのも、うちの会社の電話番号は、地元のタクシー会社の電話番号と1番しか違わないために、病院を使う爺さん婆さんがよく間違えてうちに電話をかけてくるのだ。
「いえ、違いますよ」
「んぁぁ?」
ガチャ。。続きを読む
夜7時半くらいだっただろうか。
俺が勤めているところは小さな町工場で、建っている場所も街からちょっと外れた山のそばのため、この時間になると周囲に人影もない。
「はい、○○工業です」
「ああ、サンジかぁ?」
しわがれた爺さんの声だった。
サンジとは何のことか全くわからないが、聴いた瞬間に俺は「ああ、また間違い電話か」と思った。
というのも、うちの会社の電話番号は、地元のタクシー会社の電話番号と1番しか違わないために、病院を使う爺さん婆さんがよく間違えてうちに電話をかけてくるのだ。
「いえ、違いますよ」
「んぁぁ?」
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