これは日本の話ではないけれど・・・、とある地方の小さな街に、寂しい一人暮らしの女性がいました。

楽しみといえば、週末の夜に訪ねる小劇場での芝居見物でした。
そんなある日、芝居の幕間にある余興が入ったのでした。

ハンサムな腹話術師が椅子に座り、膝の上に乗せた人形と馬鹿ばなしをする・・・。
よくある、何の変哲もない腹話術です。
しかしハンサムなだけではない、なんと美しい声なのだろうと、ひと目みて彼女は、その腹話術師に恋をしたのでした。
次の週末も、また次の週末の夜にも、その腹話術の余興はあり、彼女の恋心はつのっていくばかりました。続きを読む