怖い話・恐怖体験談を集めてみた

怖い話、恐怖体験、不思議な体験などをネット上から集めてジャンル別にまとめたサイトです。

タグ:長編

※このお話には先に投稿した「ランダムキャンプ(前編)」があります。

テントに入り、少し落ち着いたので俺は昼間の事を3人に話した。
するとAもBも同じ感覚を感じたらしい。
要するに4人とも背後に誰かいるような、そんな気配を感じていたのだった。

暫らくの沈黙のあと、Cが「ここなんかやばくないか?車近いし、ひとまず荷物は昼間になったら取りに戻るとして、車でふもとまで下りないか?」

Aも「その方がいいかもな・・・あの建物なんかヤバイ場所だったのかも・・・」と、普段は結構強気なAとは思えない口調で言い出した。

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※このお話には後に投稿する「ランダムキャンプ(後編)」があります。

1年前に仲間内でとある山へキャンプへ行った時の話をしようと思う。
大学が夏休みに入る少し前、高校の頃からの仲間のAから電話があった。
Aとは進学先が別々になって実際に会う機会も減っていたが、時々こうやって電話が来ている。
その時の話は、高校の頃のいつもの仲間で集まって久々に何かしないか?という内容だった。

夏休みに入ってすぐ、俺達はAのアパートに集合した。
面子は俺、A、それとBとCの4人、高校の頃特に仲の良かったメンバーだ。
最初は近況などを話していたが、そのうち本題になり、さて、何をしようかということになった。

が、集まっても何も安が浮かばない・・・。

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※このお話は「廃病院の地下(前編)」の続きです。

C:「お前ら俺のこと騙そうとしてない?」

俺:「んなことするわけねえだろ!!冗談じゃねえマジでやべえんだよ!!」

俺があまりにデカい声を出してたせいで、コンビニの店員が「どうしました?」なんて外に出てきた。
店の中で立ち読みとかしてた奴らも、変な目でこっちを見てた。
俺はとにかく「なんでもないから」と店員を追い返し、ジーパンから携帯を取り出して警察に連絡した。

ここまで来てようやくCが、躊躇い無く110を押した俺を見て表情を真剣なものへ変えはじめた。

110番はすぐ繋がった。
電話の向こうでおっさんの声で『はいこちら緊急110番』と返事があったので、俺はまくしたてるようにして「J病院(廃病院)で友達が二人やばいことになった!早くきてくれ!」って言った。

警察:『どこのどこ病院です?』

俺:「JだよJ病院!!×××山とか田んぼが近くにある!」

警察:『あーわかんないわかんない。詳しく住所とか言ってくれる?』

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まだ俺が大学にいた頃だから、もう二、三年前になると思う。

田舎を出て県外の大学に通ってた俺に実家から『婆ちゃんが倒れた』って電話があった。
昔から色々と面倒見てくれてた婆ちゃんで、俺はすぐさま実家に帰って病院に行った。

幸い、婆ちゃんは大事には到らなかったんだけど、俺はもしもの場合に備えて、一週間かそこらまでバイトも大学も休みをとっちまってた。
実家にあった俺の部屋は弟に使われてたし、居間でゴロゴロしてても退屈だったから、俺は県内に残ってる友達に電話をかけた。
みんな仕事に就いてたり専門行ってたりと忙しそうだったけど、やっぱり暇人はいるもんで、県内の大学に行った友達が三人、次の日から会うことにした。

つっても本当に実家のある町っていうか、県そのものが田舎なんで、やることって言ったらカラオケとボウリング、あとは車で三十分かかるネカフェでダーツやらビリヤード。

飲みにいこうかって話も出たんだけど・・・一週間分の稼ぎがなくなった来月のことも考えて俺が断った。
だから俺らがやれるっていったら、ぶらつくのに飽きてファミレスのドリンクバーで粘るみたいなことしか出来なかった。

あと二日で俺が帰るっていう火曜の夜に、帰ってきてからずっとツルんでた三人のうち二人と、例の如くファミレスでダベってた時だった。

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※このお話は「ストーカーになる原因(その2)」の続きです。

吉村の一件以降、菜美は知らない男に対して強い警戒感を示すようになった。
これだけ無理して我慢してたのはもし俺が襲ったら、菜美の男性恐怖症はさらに酷くなると思ったからだ。

俺が菜美の家に通い始めてから1週間ぐらいした頃、菜美の家に俺の歯ブラシを置いた。
歯を磨いた後、菜美は俺の歯ブラシを見ながら「私たちって、変な関係だよねー。普通、家に男の人の歯ブラシ置くのって、普通に付き合ってるってだけじゃなくて、相当深く付き合ってる場合だけだよね?でも、俺男君の歯ブラシはここにあるのに、私たち付き合ってもいないんだよ?」と言った。

返す言葉がなく無言でいる俺に、菜美は言葉を続けた。

菜美:「ごめんね。俺男君。私がもっと魅力的で、変なトラブルに巻き込まれるような女じゃなかったら俺男君も、もう少し楽しかったんだろうね」

空元気に笑う菜美が無性に可愛く見えた。

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